産後の準備
- heart.c
- 2020年10月7日
- 読了時間: 5分
更新日:2022年11月29日
私は一人目のこどもを妊娠するまで、
「3人くらいこどもをぽん、ぽん、ぽ~んと産んで、、」と人に話すくらい、
出産や子育てを完全になめていました(;^_^A
妊娠してすぐつわりのしんどさに心が折れたのもそうですが、
妊娠中の体重の増加や食事管理、
運動ができないことなど我慢の多い生活は出産して産まれてくれたら楽になると考えていたので、育てるということや赤ちゃんとの生活がこんなに大変だと思っていませんでした😂
「産んでからが大変だよ」というまわりのアドバイスもちゃんと聞かず、、産んだらなんとかなる!くらいに思っていたので、
大変になることの準備も心構えもせず、
むしろ「こんなことをしてあげたい」「こんな風に育てたい」などどうやって愛情をたっぷりに育てていこうかと夢が膨らむばかりでした。
陣痛や出産はある程度具体的に想像ができていたので、気合を入れて臨みましたが、
さて産まれました、「お母さん、準備してきたでしょ。あなたしかいないよ」というプレッシャーに、遅いですが、ようやく自分が親になったという自覚を持ちました💦
赤ちゃんに関するほとんどすべての判断を自分で決めて、自分が何もしなかったら命を落とすかもしれない赤ちゃんを目の前に、いつも自分のことと赤ちゃんのことを考えながら生活するというのは不安と大変の連続でした。
産後の不調もありましたが、
それ以上に子育てに関して分からないことだらけでした。
本来自分のことであれば、適当にやり過ごしたり、気にしないことも、赤ちゃんのことだとそうは思えず、「親としてちゃんとしないといけない」という責任ばかりがついて回っていました。
子供の成長につれて、
気を張っていた部分や頑張っていた部分が抜けて少しずつ余裕が出てきました。
今年の8月にむすめが3歳を迎え、自分で立つことも、食べることも、会話することも出来なかった赤ちゃんが、立派に着物を着て七五三の写真を撮るまでに成長したというのは本当に感慨深いものがありました。
そうして少し落ち着いてきたので、2人目をどうするか考える余裕が出てきました。
少し前に子育て支援センターで会った二人の子供を持つお母さんが、「一人目の育児が壮絶だったので、二人目を生んでまた同じ思いをするかもしれないと思うと怖かった」と話されていたことに、すごく共感しました。
二人目は一度経験しているから要領がわかるとはいえ、出産から家事と育児に追われる日々を思い出すとちょっと恐怖すら感じる気持ちはよくわかりました。
まだまだ子育てへの理解や核家族で子育てをするということに関して、
十分な状況ではないと思います
でも少なくとも、一人で子育てをしないといけないと気を張っていた時に比べて、
まわりにたくさんの理解や協力をしてくださる方がいるということがわかり、心強いと思うようになりました。
また、一番身近で一番難しいと感じた夫婦での協力も、話し合いや色々な経験も経て、次はさらに楽しく一緒に子育てができるんじゃないかと思うようになりました。
そういった思いの中で、
1人目はまったく何の準備もしないまま妊娠出産をしましたが、
二人目はできることはあらかじめ準備をしておこうと思うようになり、
具体的に産後に気を付けた方がいいことや、
こうするといいというところを見つけておいて、一人目の不調の原因や、不安を解消しておこうと思いました。
そこで、雲南市で産前産後ケアをされている助産師さんで
高木奈美さんの”産後の養生”についての講座を受講させていただきました。
まずは産後の体がどういう状況かということがよくわかり、
一人目を妊娠中に病院の母親学級で妊娠や出産についても教えていただいていましたが、
今回高木さんの経験を交え、知っておいた方がいいことやこうした方がいいということなど、掘り下げて話してくださったので、
産後にどういう生活をしたらいいのかがより具体的にイメージができるようになったと思います。
とくに、わたしがなるほどと思ったのは産後の食事のことでした。
学校を卒業して栄養士の免許を取得しましたが、産後に関して学校で習ったカロリー計算や必要な栄養素とは違う基本的な内容だけど、
理にかなった食事を見落としていたことに気づかされました。
また、ここでも何回か書かせてもらっていますが、
とくに乳腺炎に悩まされていた原因も少しわかったような気がします。
もしかしたら、こうやったらもっとうまくいくかもと思うと、試してみたい気持ちや、これなら大丈夫という前向きな気持ちがわいてきました。
不安は、放っておくと不安なままか、忘れていて、もしかしたらまた同じ状況になったときに思い出すかもしれません。
ひょっとしたら、うまくいくこともあるかもしれませんが、
どうしたらいいかがわかっているとさらに楽しむことも出来るかもしれません。
そんな風にこれから少しずつ、
出産や二人育児に備えていけるといいなと思っています。
自分が経験した産後の不調や大変なことは、SNSなどでよく見かける”産後あるある”というようなことが多く、
おそらくこれからも同じような思いをされる方がいるかもしれないので
少しでも、出産や子育てを自分にとっていいものにしたいと思われる方がいらっしゃったら、
こうやって事前に話を聞いておかれると、とてもいいと思います。
産後の回復がいいと、早く元気になって、
子育てだけじゃなく自分の時間も楽しめると思うので、そういうお母さんが増えたらいいなと思いました。
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